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| NPO for Protection of Cultural Heritages from Disaster |
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文化財を守る方法 |
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どうやって守るのか?
国をはじめ関係者の人々の努力により、文化財の消火施設が整備されていますが、それは放火や内部の失火によるものであり、決して地震の後に起こると思われる火災に対するものではありません。
では、問題は何なのか。一つは地震の際にも消火施設や防火施設が機能を維持するようには出来ていないことなのです。第二に、施設が必要とする水量を決めるに際して、消防自動車が来るまでの半時間ほどの放水を念頭においてますが、地震時には同時多発的であり、道路も通れないから消防車は来ません。したがって地震の後の消火や防災のための水の供給については、通常の火災に対するものとは全く違った観点から検討する必要があります。
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文化財を周辺火災から守る方法 |
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文化財を有する木造建造物を、周辺での火災の延焼から守るためにはどんな方法が考えられるでしょうか。
第一に考えられるのは、建造物を水のカーテンで包むことです。京都の場合で、琵琶湖からの疎水の水が九条山に到着しますが、ここは京都の中心部を一望に見渡せる高台であり、ここから目的地まで耐震性に優れた地下管路を引けば、高低差による水圧で水を高く噴き上げることが出来、目的とする建造物の周りに水のカーテンが出来上がります。
この他にもいろいろな方法が考えられ、地形や水環境に応じた方法について検討しています。
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文化財を守る水のカーテン |
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水のカーテンを作る場合には、高低差だけを利用するのが望ましいでしょう。なぜならば、地震の直後には電力は断たれているでしょうから、水圧を上げるためのポンプなどは使えないと思っていなければならないのです。
また消火のために一般的に用いられる消火栓などは、上水道システムに繋がっていますが、水道は強い地震に際してはどこかで管路に損傷が発生して圧力が低下し、消火用には使えないと考えておかねばなりません。
このためには、地下に敷設した管路で建造物を取り巻き、必要なときにはバルブを人力で開閉して水幕を張るのが最も信頼度が高い方法であろうと思われます。
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東本願寺の一斉放水 -1987.8.3- |
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琵琶湖疎水を利用した消化施設は、実は100年以上前に出来ています。それは、疎水の完成と同時に、東本願寺がフランスから鋳鉄管を購入して蹴上げから祇園町を経て、鴨川をわたって地下管路を敷設して、蹴上げと東本願寺の高低差を利用した消化設備を完成させているのです。この写真は通水式当日の一斉放水の状況を示したものです。
100年前に出来たことが、何故、今出来ないのでしょうか。
そこで、NPO「災害から文化財を守る会」では先ず具体例を実現するために3つのパイロットプロジェクトについて検討を始めています。 |
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