NPO for Protection of Cultural Heritages from Disaster
地震・火災
阪神淡路大震災 ─1995.1.17─
国をはじめ関係者の人々の努力により、文化財の消火施設が整備されていますが、それは放火や内部の失火によるものであり、決して地震の後に起こると思われる火災に対するものではありません。
では、問題は何なのか。一つは地震の際にも消火施設や防火施設が機能を維持するようには出来ていないことなのです。第二に、施設が必要とする水量を決めるに際して、消防自動車が来るまでの半時間ほどの放水を念頭においてますが、地震時には同時多発的であり、道路も通れないから消防車は来ません。したがって地震の後の消火や防災のための水の供給については、通常の火災に対するものとは全く違った観点から検討する必要があります。
神戸の地震による京都の被害
このような大災害ではありましたが、これは地震としては東海地震や、南海地震のような巨大地震ではなく、規模としては一桁小さい地震でした。しかし、都市の直下で起こったからあのような災害になったのです。したがって被害を受けた地域は甚大な被害となりましたが、影響を受けた範囲は限定されていました。
京都は被災地域から50-60kmも離れているために、左の表のように軽微な被害で済みました。しかし注目して頂きたいのは二つのお寺の消火施設の機能が失われたことです。
神戸地震火災
神戸の地震では多くの地点で火災が発生しました。出火件数の総数は285に及んでおり火災による死者数は559人でした。
このような火災は必ずしも同時に起こったものばかりではありませんが、174件は朝の10時までに起こっているのです。まさに同時多発的に発生しているのです。
神戸の地震で明らかなように、大きな災害になるような地震に際しては、火災は同時多考えておかねばなりません。
http://www.warp.or.jp/~muraoka/page12/page12.html
戦前からの木造家屋の割合
火災に弱いのは木造家屋でしょうが、特に戦前からあるような古い家屋は決して火災に強いとは言えないでしょう。
神戸市の場合戦前から残っている木造家屋は約7%です。神戸は戦災に遭ったから古い家屋は比較的少なかったのでしょう。
これに反して、京都は戦災を受けなかったこともあり、この数字は左の表のように約16%ですが、古い町並みの多い東山区ではこの数字は2倍近くになります。
言い換えると京都の古い地域では三軒に一軒は戦前からの古い、そして耐火性に富むとは思われない木造家屋なのです。
神戸と同じような割合で出火が起これば、京都でははるかに大変な火災になるであろうことが容易に推測されます。
福井地震による火災 -1948-
神戸の地震では多くの地点で火災が発生しました。出火件数の総数は285に及んでおり火災による死者数は559人でした。
このような火災は必ずしも同時に起こったものばかりではありませんが、174件は朝の10時までに起こっているのです。まさに同時多発的に発生しているのです。
神戸の地震で明らかなように、大きな災害になるような地震に際しては、火災は同時多考えておかねばなりません。
http://www.warp.or.jp/~muraoka/page12/page12.html
天明の大火 -1788-
天明の大火(1788)は鴨川畔の宮川町の団栗橋付近から始まり、京都では応仁の乱(1467)以来の大火となりました。市街の約80%、200余の神社と900余の寺院が焼失したと伝えられています。
※左写真をクリックすると、大きな写真になります。
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